Waking Ned Divine
1998年,イギリス,92分
監督:カーク・ジョーンズ
脚本:カーク・ジョーンズ
撮影:ヘンリー・ブラハム
音楽:ショーン・デイヴィ
出演:イアン・バネン、デヴィッド・ケリー、スーザン・リンチ

 アイルランドの田舎にある村に住む老人達はジャッキーをはじめ、みんな宝くじを楽しみにしていた。そんなある日ジャッキーは新聞の記事から宝くじの1等の当選者が村の中にいることを突き止める。わずか60人足らずの村で誰が当選者なのか? ジャッキーは親友のマイケルと共に当選者探しをはじめるのだが…
 アイルランド製じいちゃんコメディ。ブラックなギャグも織り交ぜながらとにかく何も考えずに笑えるコメディ映画。

 こんな映画が好き。まず老人ものが好き、特にコメディは。そして意味深げなものよりも画面のインパクトとか、くだらない一発ギャグで勝負するようなあっけらかんとしたコメディが好き。そして落ちが面白くないといけない。この映画はなんといっても爺さんライダーがよくって、それはもう画面のインパクトだけで勝負という感じがいい。他にもネッドの顔をいじるところや、落ちのところも捨てがたいが、やはり爺さんバイクに乗るというところでしょうか。
 それにしても、最近はアメリカのコメディよりヨーロッパのコメディの方が面白い気がする。昔はコメディといえばハリウッドの脳天気なのというイメージが強かったけれど、最近のハリウッドコメディはスターに頼ってみたり、ヒューマンドラマなんだかコメディなんだかわからないヒューマンコメディとか言うものだったりして勢いがない。最近のもので面白かったものといえば、「親指」がダントツにしてもあとは「マルコビッチの穴」と「メリーに首ったけ」くらいでしょうか。しかし「マルコビッチ」は純粋なコメディとはちょっと違うし、「メリー」は基本的に下ネタの世界なので、ちょっと違う。下ネタに走ったものではかなり吹っ切れたものもありますが、ちょっと卑怯という感は否めないのでした。

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