Mission: Impossible
1996年,アメリカ,110分
監督:ブライアン・デ・パルマ
脚本:デヴィッド・コープ、ロバート・タウン、スティーヴン・ザイリアン
撮影:スティーブ・H・ブラム
音楽:ダニー・エルフマン
出演:トム・クルーズ、ジョン・ヴォイド、エマニュエル・ベアール、ジャン・レノ、ヴァネッサ・レッドグレーヴ

 CIAの工作員イーサン・ハントの参加した作戦が情報漏れのため失敗に終わり、彼以外のチーム全員が死んでしまう。上層部に呼び出された彼は、自分に裏切りの疑いがかかっていることに気づいてその場を逃れ、新たな仲間とともに真実を暴こうとするが…
 1960年代のアメリカの人気テレビシリーズ「スパイ大作戦」をトム・クルーズがプロデュース・主演でリメイク。チームの仲間が冒頭に死んでしまうことで完全に新しい展開を作り出しているが、それが果たしてよかったのか…

 「おはようフェルプス君」でおなじみのジム・フェルプスがいきなり死んでしまうので、テレビシリーズを見ていた人には「えっ?」という展開。それぞれに特徴のあるキャラクターのチームプレーが見所だった「スパイ大作戦」とはまったく別物なのだと気づかざるを得ない。ドラマのイメージを引きずると、このトム・クルーズのワンマンプレーにはどうにもなじめない。
 ということでテレビシリーズのことは忘れてみてみます。
 冷戦後のスパイものとしてはキューバか北朝鮮か国とは関係ない組織を相手にするしかないわけですが、そんな中で「裏切り」をポイントにおくというのはなかなかいい考えかもしれない。「裏切り者は誰だ」という謎解きの作り方はなかなか面白い。個々の場面のスリルの作り方もさすがになかなかのものではある。宙吊りのあたりは最大の見せ場だけに面白いけれど、ねずみはちょっとありがち過ぎたかもしれません。CGもそれほどすごいわけでもなく、最後のヘリのあたりの稚拙さはちょっとね。
 結局トム・クルーズのワンマンショーに終始する映画だったと思います。

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